完敗5位転落に原監督「企業秘密」3連発

[ 2008年5月2日 06:00 ]

<巨・広>ベンチで顔を覆う原監督

 【巨人0-6広島】内容のなさすぎる完敗が原監督から言葉を奪った。伏兵・赤松にかき回されるなど投手陣が今季最多の被安打16。打線は月が替わっても低迷したままだった。「座るに足らず」と立ったまま会見に臨んだ指揮官は矢継ぎ早の質問に「企業秘密です」を3連発。赤松の質問には苦笑いを浮かべてうなずくだけだった。

 チームトップタイの3勝を挙げていた木佐貫が4回に赤松に3戦連発の3ランを許すなど6回4失点。打線もルイスの前に沈黙し今季3度目の零敗を喫した。3連戦で大暴れされた赤松について伊原ヘッドコーチは「データ不足?そんなことない。恐れ入りました」と脱帽するしかなかった。

 ここ5試合の平均得点は2・2。打線全体が低調なためテコ入れもできない苦境だ。試合後、休日だった2日がチーム練習に変更された。原政権では06年6月以来の休日返上で特に不振の高橋由、阿部も参加する。3日から9連戦を控え、次回休日までの“13連勤”が決定。借金4で5位に転落すればまさに“貧乏暇なし”だ。

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2008年5月2日のニュース