井上 リーグ戦初完封!7勝目

[ 2008年4月30日 06:00 ]

 東都大学野球春季リーグ第4週第1日は29日、神宮球場で1回戦2試合が行われた。第1試合は東洋大が大野奨太主将(4年)の決勝打などで日大に逆転勝ち。第2試合では青学大の今秋ドラフト候補・井上雄介投手(4年)が駒大打線を5安打に抑え、リーグ戦初完封で通算7勝目を挙げた。

 今秋ドラフトでヤクルトなどが獲得を目指す青学大のエース右腕・井上が貫禄の投球でリーグ戦初完封をマークした。最速143キロの直球に得意のカットボールを交え、5安打7奪三振。「先頭打者を切るということだけ考えた。球種も全部良かった」と満足の表情を浮かべた。この試合の141球を含め6試合で826球を投げ抜くスタミナに、ヤクルト・宮本スカウトは「東都の右腕では一番安心して見ていられる。あのカットボールはプロでも使える」と評価。井上も「チームを勝ちに導こうとして、その結果自分の評価が上がるのはうれしい」と話し、プロ入りに向け「試合がアピールの場。頑張らないと」と気を引き締めていた。

 <東洋大 大野が勝ち越し打!5連勝だ>今秋ドラフト候補の大野が勝ち越し打を放ち、チームを5連勝に導いた。8回2死から同点に追いつき、なおも一、二塁。「下級生投手を負けさせたくない」と低めのカーブに食らいつき、右中間に運んだ。ネット裏で視察した巨人・末次シニアアドバイザーは「肩の強さは素晴らしい。打撃もだんだん上がってきたね」と評価。同級生の4番・十九浦も4安打4打点と爆発し「3連覇に向けて上級生で盛り上げたい」と話した。

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2008年4月30日のニュース