ダルビッシュ 粘って5勝目

[ 2008年4月30日 18:32 ]

3回、好守備の二塁手田中(左)とタッチする日本ハム・ダルビッシュ

 【日6-3ロ】日本ハムのダルビッシュが5勝目。10安打されながら7回3失点でしのいだ。打線は1回にスレッジの2点二塁打などで3点を先行。5回は稲葉の4号ソロで援護した。ロッテは3連敗。先発の渡辺俊が誤算で、5回5失点と乱れた。

 日本ハムのダルビッシュはマウンド上で何度も首をひねり、顔をゆがめた。リーグトップの5勝目を挙げたが、7回を投げて今季最悪の10安打3失点だった。

 「納得のいく投球とは到底言えない」とダルビッシュ。2回に橋本にソロ本塁打を喫し、5回には福浦にも2ランを打たれた。

 4回二死満塁で今江を空振り三振に仕留め、要所で力のある球を見せたが、本来の投球とは程遠い出来。2けた安打を許したのは2006年5月3日以来で、1試合で2本塁打を浴びたのも2シーズンぶりだ。

 それでも過去6試合で0勝3敗の「鬼門」の千葉では初勝利。武田勝の負傷離脱を受け、志願の中5日での先発に「勝さんの悔しさを晴らしたい」と頼もしく話した。

 今季の登板はすべてチームが勝利している。「打たれた原因は分かっているので次は大丈夫」。エースは強気だった。

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2008年4月30日のニュース