吉見4勝目で月間MVP有力候補に

[ 2008年4月28日 06:00 ]

 【中日4―2ヤクルト】中日の吉見が8回を2失点で4連勝を飾った。それでも浮つく様子はなく「これまでとスタイルは一緒。先頭バッターをしっかり抑えることを心がけて投げた」と淡々と振り返った。

 この日は内外角に、切れのいいスライダー、フォークを決め、今季自己最多の9奪三振。6日にプロ初完封をマークしたヤクルト相手に、6回までソロ本塁打の1安打のみ。7回に2本の二塁打を浴びて2点目を許したが、後続を断った。打席でも1点差の6回に1死一、三塁から絶妙のバントを決め追加点をもたらした。
 今季34回を投げて失点(自責点)はわずか3、防御率はリーグで唯一0点台を守る0・79。4勝もリーグトップタイで月間MVPの有力候補に浮上した。「楽しんで、次はこういうふうにとか、考えて投げることができた」。昨季まで1勝だった23歳右腕に、余裕と風格が漂ってきた。

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2008年4月28日のニュース