開幕から21試合目…新井“虎1号”

[ 2008年4月24日 06:00 ]

<中・神>8回、新井は右中間に今季1号ソロ本塁打

 【阪神3-2中日】急ぐようにダイヤモンドを1周した。広島から今季フリーエージェントで移籍した新井に待望の“虎1号”が飛び出した。1点リードの8回、打球は右中間スタンドに突き刺さった。記念すべきアーチにも「そんなことを考えている状況じゃなかった。とりあえず1点入って良かった」と緊張感をにじませた。

 緊迫した場面だった。1点リードも、マウンドには8回から上がったばかりの川上がいた。カウント1―0からファウルが自打球となる。岡田監督は「当たって楽になったんちゃうか、足が」と冗談めかしたシーンだが、追い込まれた後の3球目、落ちきらなかったフォークを強振した。
 開幕から21試合目。90打席目での「今季1号」は、103打席本塁打がなかった03年広島時代に次ぐワーストだ。だが、調子が悪かったわけではない。打率は開幕から3割前後をキープし、14打点はチーム2位。それでもようやく出た一発に「阪神で初めてのホームランが、必要な1点になってうれしい」と勝利に結びついたことを喜んだ。
 決勝点は打率1割台と不振が続いていた今岡のバットから生まれた。5試合ぶりに先発復帰した22日は4打数無安打。この日の結果次第では2軍落ちの可能性もあった。6回1死三塁で回ってきた第3打席で左前適時打。13打席ぶりの安打に「迷惑をかけ、みんなに申し訳ない気持ちでいっぱい。うれしいの一言」と胸をなで下ろした。
 チームは4月の勝ち越しを決め、24日にプロ野球記録となる開幕8カード連続勝ち越しを懸ける。2位中日とのゲーム差を再び2・5に広げた岡田監督は「中日戦はいつもこんなんばっかり」と神経戦を覚悟した上で必勝を誓った。

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