石川 4勝目で早くも昨季に並ぶ

[ 2008年4月23日 06:00 ]

<広島・ヤクルト>4安打1失点完投で4勝目をあげ福川(左)とハイタッチする石川

 【ヤクルト8―1広島】ヤクルト・石川が96球の快投劇だ。被安打4でチーム今季初完投。ハーラー単独トップの4勝目を挙げ、早くも昨季の自身の勝ち星に並んだ。

 「6連戦の初戦なので何とか1人で投げ切ろうと思った。去年は不本意だったけど、去年があったから今年がある」。昨季後半戦に習得したシュートが、この日もさえた。7回1死一、三塁。唯一のピンチは前田智に徹底して外角を攻め、二ゴロに。前田智にこの試合を通じ、第1打席で1球だけ投じた“新球”が効いて踏み込ませず、捕手の福川も「あれが凄く大事だった」と話した。
 6回には自ら中前適時打を放ち「手応えはありました」。バットは昨オフ、アドバイザリー契約を結ぶミズノの職人に目の前で削ってもらい、グリップを太めに改良。こだわりの“相棒”が貴重な追加点を生んだ。高田監督も「今年は1回も試合をつぶしてない」と頼れる投手キャプテンを絶賛した。

続きを表示

2008年4月23日のニュース