今岡が勝ち越し打!新井は移籍後初アーチ

[ 2008年4月23日 18:47 ]

6回阪神1死三塁、今岡が左前に勝ち越し打を放つ

 【神3-2中】阪神は同点の6回、相手の拙守で一死三塁の好機を得て、今岡の左前打で勝ち越した。8回は新井が移籍後初本塁打した。下柳が無傷の4勝目、藤川は球団新の開幕から11連続セーブを記録。中日は8回に1点差としたが及ばなかった。

 「タイガースに来て初めての本塁打が、必要な1本になってうれしい」。広島からフリーエージェントで移籍した新井にようやく第1号が出た。開幕から90打席目。苦しんだ末での一発だった。

 2―1の8回。一死から川上の真ん中に入った変化球を逃さなかった。感触は「あんまり覚えていない」と言うが、広いナゴヤドームのバックスクリーン下に飛び込む大きな当たりだ。その裏に久保田が1点差に迫られただけに、貴重な追加点となった。

 1点を追う4回には同点二塁打を放つなど、打撃の調子は悪くない。ただアーチから見放されていた。「いつか出ると思ってた」と本人は意に介さなくても、開幕から103打席本塁打がなかった広島時代の2003年に次ぐ悪い数字。岡田監督も「あの1点が大きかった。これで足が軽くなるんじゃないか」と胸をなで下ろした。

 下柳が負けなしの4連勝で、最後は藤川が締めた。得意の継投に持ち込めば負けない。いまだに連敗もない。新井は「勝ち越しとかを考えるのではなく、全力で頑張るだけ」。今季から加わった3番打者が、強い阪神を支えている。

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2008年4月23日のニュース