佑ちゃん今季初登板で完封、早大大勝

[ 2008年4月13日 14:56 ]

無四球完封で、今季初勝利を挙げた早大・斎藤

 東京六大学野球春季リーグ第1週第2日は13日、神宮球場で2回戦2試合を行い、早大は東大に28―0で大勝して2連勝で勝ち点1を挙げた。慶大は立大に4―1で雪辱して1勝1敗。

 早大は2年生のエース斎藤佑が散発4安打の無四球完封で今季初勝利、通算9勝目をマークした。早大打線は22安打し、リーグの1試合最多得点記録にあと1点と迫る28得点。泉の6得点はリーグ1試合最多タイ記録。
 慶大は2回に3点を奪い、継投で逃げ切った。

 ≪スライダーずばずば93球≫輝きにはいささかの陰りもない。4安打で三塁を踏ませなかった。2年目を迎えた早大の斎藤佑の航海は順風満帆だ。
 今季の課題は制球力というが、わずか93球で無四球。低めにスライダーが決まり、大量点の援護も関係なく楽々と通算2度目の完封を果たした。「5、6割の力で投げた。点差があったからこそ、点を許したくなかった」とエースの風格たっぷりだ。
 昨年ほど軸足を深くは曲げず、球の出どころを見づらく工夫した新しい投球フォームも固まった。3季連続の開幕投手はならなかったが、気持ちを切り替えて臨んだという。4連覇に向けて活躍が期待される2年生右腕は「1試合を投げきるのが自分の役目」と平然としていた。

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2008年4月13日のニュース