7点差逆転!日本ハム9人お立ち台!

[ 2008年4月8日 21:36 ]

森本(右端)ら、安打を放った9人全員でお立ち台に向かう日本ハムナイン

 【日本ハム8―7楽天】日本ハムが7点差からの逆転勝利を収めた。0―7の3回、3四球に5長短打で5点を返し、4回に田中の4号2ランで同点。6回に失策で勝ち越した。打線に助けられた武田勝は開幕3連勝。試合後のお立ち台には森本、稲葉のほか合計9人がのぼった。楽天は先発の一場が崩れ、4連敗。

 ≪誰もがあきらめなかった!≫札幌ドームのお立ち台には、安打を放った日本ハムの9人の野手が並んだ。前代未聞の光景は、7点差をはね返す大逆転劇によるものだ。同点2ランを放った田中は「誰もあきらめる気持ちを持っていなかったのが一番(の勝因)。7点差を追いつくのはすごくチーム力がいること」と満足そうな表情を見せた。
 2回に先発の武田勝がつかまり7失点。一方的な展開に「一度はあきらめかけた」ともらした梨田監督だが「一場は走者をためてプレッシャーをかければ弱い」と考えていたという。
 3回、先頭の工藤は右前へ落ちる打球で一気に二塁へ。一場に重圧を掛けると、3四球で1点を返し、投手交代後に4連打とつないで一挙5点。4回には森本が二盗で揺さぶり、田中が同点弾。各選手が役割を果たして劣勢から脱した。
 6回は挟殺プレーに相手の失策が絡んで幸運な1点を勝ち越した。指揮官は「みんなでつかんだ勝利。非常にインパクトのある勝ち方で、次につながる」と喜んだ。

 ≪一場に「野球やる資格なし」≫7点差をひっくり返されての逆転負けに、野村監督はぶぜんとした表情。「7点もあって何が怖いのか分からん。あいつの心臓の大きさはどのくらいや。野球をやる資格がない」と、3回に突如制球が乱れた一場をこき下ろした。
 開幕4連敗から7連勝と巻き返したのもつかの間、再び4連敗となった。「こういう勝ち試合を落とすのは連敗街道の前兆だ」とため息をついた。

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2008年4月8日のニュース