原巨人また連敗　４安打止まりでは…

＜巨人・阪神＞伊原ヘッドコーチ（左）と言葉をかわす原監督の表情はさえない

　【巨人１―３阪神】試合後の会見場。貧打について問われた原監督は、帽子を机に叩きつけた。「初めて口にするけど我慢だな。オレはこの言葉を使いたくなくて１度も使ってなかったけど、今は我慢してあすにつなげるということ」。わずか４安打で１得点、４４イニング連続タイムリーなし、クリーンアップの無安打…。怒りがこみ上げるのも当然だった。

　打線は阪神の先発・岩田に初球から積極的に仕掛けていった。だが、焦りからか強引な打撃で相手を乗せてしまった。４回まで打球は外野に飛ばず、８回まで無理に引っ張ったアウトは１０を数えた。伊原ヘッドコーチは「いい投手だからそれなりの対策はしているんだけど。我慢するしかない」と指揮官と同じフレーズで悔しがった。
　９年ぶりの開幕から３カード連続負け越しで最下位に低迷。本拠地での阪神戦連敗は６に伸び、首位・阪神とは早くも６ゲーム差だ。「あすからいい話題になるゲームをするよ」と締めくくった原監督だが、打開策は見えてこない。