坂本満塁弾!木佐貫が今季初勝利!

[ 2008年4月6日 16:19 ]

5回、巨人無死、坂本が左越えに満塁弾をお見舞いする

 【巨9―1神】今季初登板の巨人の木佐貫が8回1失点で1勝目。低めに集め、フォークボールの切れも良かった。不振だった打線は3回に高橋由の2ランで先制し、5回にも坂本の満塁本塁打などで大量6点。連敗を止めた。阪神は福原が不調。

 ≪“第7の男”が救った≫遅れてきた先発第7の男が、巨人を今季2勝目に導いた。1軍に上がったばかりの木佐貫が、8回1失点の好投で初白星。「チームも勝てていなかったし、内容より結果を出したかった」と晴れやかな表情で喜んだ。
 開幕から先発ローテーション入りは確実とみられていたが、右脇腹を痛めて出遅れた。意気込みをぶつけるように「ガス欠になってもいいから、目の前の1人を打ち取ろう」と飛ばした。
 直球、フォークボール、スライダーを徹底して低めに集め、凡打の山を築く。「体はできているけど、テクニックとメンタルが心配」と漏らしていた不安など、まるで感じさせなかった。原監督は「すべての先発投手が、ああいう姿であればと思うぐらいだった。粘り強く、よく我慢して投げた」と絶賛した。
 木佐貫にとっても大きな1勝だ。12勝を挙げて復活した昨季も、阪神には4戦4敗。「阪神に勝てたのは大きい」と収穫を口にした。20勝を今季の目標に掲げる右腕は「1週間出遅れただけなんで、もう少し内容も良くして、何とか(20勝を)狙いたい」とさらなる活躍を誓った。

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2008年4月6日のニュース