「元4番」古田が打った!天理大勝8強

[ 2008年3月31日 06:00 ]

<天理・華陵>5回、古田が左越えに2点タイムリー二塁打を放つ

 【天理10-1華陵】天理の「元4番」の看板に偽りはなかった。3―1の5回無死一、三塁から古田が左越え二塁打。「チャンスで打てて良かった」と5番は控えめに笑った。4安打2打点の古田に続けとチームも14安打10得点で8強進出だ。1年秋に4番に抜てきされた古田だが、昨年12月の紅白戦で左手小指に死球を受け骨折。全治2カ月、焦る心を抑えつつ地道な練習が大舞台で実った。「あいつが打つとつながるんですよ」と森川監督。大会直前に右肩痛で離脱した矢之(やの)に代わる「背番号1」井口も1失点完投。古豪が勢いを増してきた。

 <華陵 先制も力尽く>天理のサブマリン・井口に4安打1失点完投され、華陵が力尽きた。雨の中、2回に貝森の左前適時打で先制したが、先発・宇野が11安打8失点と乱調。21世紀枠最後のトリデを守れず、大浪監督は「すべての点で天理が上」と実力差を潔く認めた。スタンドで終戦を見届けた女子部員の高松は「感謝の気持ちでいっぱい。これからもチームを支えていきたい」と前向きに話した。

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2008年3月31日のニュース