田甫 スーパーキャッチで8強つかんだ

[ 2008年3月31日 06:00 ]

<宇治山田商・智弁和歌山>延長10回打球を背走しながら好キャッチするセンター・田甫

 【智弁和歌山2-1宇治山田商】スーパーキャッチが、智弁和歌山のサヨナラ負けの危機を救った。延長10回2死二塁、木田恵の一打は中堅・田甫(たんぼ)の背後を襲う大飛球。「打たれた時はヤバイとパニックになったけど。打球が伸びなかったので追いつけると思いました」。フェンス手前まで背走し、最後は「このあたり」と腕を伸ばしてキャッチ。25日の丸子修学館戦後、三宅部長に「左右を抜かれるのは仕方ないから前後をやろう」とノックで背走の練習を繰り返した成果が出た。ビッグプレーに打線も目覚めた。11回無死、4番・坂口が平生のスライダーを右中間二塁打。1死後、高橋の左翼線打(一塁踏み忘れでアウト)で決着をつけた。「最後はウチらしい積極的な打撃でしたね」。5年ぶりの8強で、甲子園通算監督勝利数も単独2位に躍り出た高嶋監督は大きく息を吐いた。

 <宇治山田商 平生、粘りに負けた…>初戦でセンバツ最速の153キロを計測した宇治山田商・平生(ひらお)は智弁和歌山の粘り強さに屈した。1―1の延長11回1死二塁から高橋に左翼線へ運ばれ万事休す。12奪三振も「スライダーを狙われ高い球を打たれた」とうなだれた。ただ昨夏の甲子園で佐賀北との再試合に敗れながらセンバツで甲子園初勝利を挙げたとあり、中居監督は「強豪と互角に渡り合うことができたのは収穫」と惜敗を前向きにとらえた。

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