橋本3安打4打点!3年ぶりにお立ち台

[ 2008年3月29日 06:00 ]

<ロッテ・オリックス>殊勲の大松(左)と橋本はアジア最長のマリーンズウイングビジョンをバックにガッツポーズ

 【ロッテ9―6オリックス】本拠地開幕を飾る14安打9得点にスタンドが揺れる。ロッテ・大松が先制弾を放ち、今江は開幕から7試合連続安打。猛打ショーの主役となったのは14年目の橋本だった。3安打4打点で05年以来3年ぶりのお立ち台。興奮で自然と声は上ずっていた。

 「ちょっと打ち方を忘れたような感じだったので、思い出しました。いいことばかりじゃない。悪いこともあるけど、切り替えてやっていく」
 5回終了時、通常の約2倍となった500発のスペシャル花火が上がる前に、千葉マリンの夜空へ大きな花火を打ち上げた。1点先制した直後の2回2死二塁。左腕・中山の内角スライダーを右翼席中段に運んだ。今季12打席目の初安打は06年5月14日の広島戦(千葉マリン)で黒田(ドジャース)から放って以来の一発。4回は四球、5回は中前打、7回にはダメ押しの左越え二塁打と3方向に快音を響かせた。打つだけじゃない。不調の小林宏を懸命にリードし、YFKが抜けた救援陣をもり立てて貯金1に導いた。
 日本一となった05年は同い年の里崎と併用も、06年以降は正妻の座を譲ってきた。今季も開幕マスクは里崎。その里崎が右ひじの張りを訴え、めぐってきた3度目のスタメンで存在感を示した。8月には北京五輪がある。里崎は日本代表選出が濃厚なだけに、橋本にかかる期待は大きい。「うちには日本を代表する捕手がいる。その中で橋本を使いたいと思わせるのも大事」。3年ぶり日本一へ橋本は欠かせない。ロッテには捕手2枚看板がいる。

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2008年3月29日のニュース