サブローが逆転二塁打 ロッテ3連勝

[ 2008年3月29日 17:08 ]

逆転打を放ったロッテ・サブロー(右)と握手をするバレンタイン監督

 【ロ3―1オ】ロッテは0―1の8回にズレータ、西岡の安打などで2死満塁とし、代打サブローの3点二塁打で逆転して3連勝。アブレイユが初勝利。3番手の川崎がプロ初セーブ。オリックスは7回まで好投していた近藤の交代が裏目に出た。

 ≪格別の代打逆転打≫サブローが代打で逆転打を放った。1点を追う8回2死満塁。「彼が一番得意なので狙っていた」と言う加藤の2球続いた高めの直球。初球は仕留め損なったが、今度は右翼フェンス直撃の二塁打に。「速球に負けずにしんでとらえた。打球方向も良かった」と納得顔で振り返った。
 この日も先発を外れるなど開幕から不振だった。ようやくの好結果を、好調大松の代打で残しただけに「格別の一打」と笑みが絶えなかった。

 ≪“日替わり救援”川崎プロ初セーブ≫川崎がプロ初セーブをマークし、ロッテでセーブを挙げた投手は早くも3人目。絶対的な抑え不在を、日替わりで埋める継投が続いている。1点差では不安があるが、状況に応じた継投や、特定の選手への負担軽減など、メリットはある。川崎は「誰が抑えとか関係ない。全員で勝ちにいっている」と言い、救援陣の結束を強める効果も出ているようだ。

 ≪近藤“消えた”2勝目≫オリックスの近藤は緩急をうまく使い、7回まで2安打無失点と文句なしの投球を続けていた。しかし救援陣が打ちこまれ、2勝目を逃した。近藤は「(続投しても)大丈夫だと言ったのですけれど。チームのやり方ですからね」と淡々と話した。それでも今後に向けて手応えはつかんだ様子。飛躍が期待される右腕は「これからは完投や完封を目標にやっていく」と前向きだった。

続きを表示

2008年3月29日のニュース