松井秀　４割超えで打撃は準備万端

＜ヤンキース・フィリーズ＞６回無一塁、松井秀は右前安打を放つ。　

　【ヤンキース１３―４フィリーズ】ヤンキースの松井が６年目でオープン戦初の途中出場を経験した。フィリーズ戦の５回無死一、三塁でジアンビに代わり代打で登場。中犠飛で１打点を挙げると、６回無死一塁では右前打でチャンスを広げた。マイナー戦を含め７試合連続安打は、０４年に並ぶオープン戦自己最長。打率は４割を超え・４１４まで伸ばした。「ある程度シーズンに入る準備はできていると思う」と打撃に関してはもう準備万端だ。

　慣れない途中出場に関しては「シーズン中もあるかもしれないし、ちゃんといける準備をしておくことが大切」と前向きにとらえた。６回の走塁では二塁へスライディング。前日は頭からだったが、足から滑ったのは右ひざ手術後初めてで、悪送球となり、すぐ起き上がり三塁まで走った。「ひざも全然問題なかった」とまた１つハードルを越え力強くうなずいた。