野茂“抜き打ち”リリーフテストも合格

[ 2008年3月24日 06:00 ]

力投する野茂

 【ロイヤルズ2―3パドレス】ロイヤルズの野茂英雄投手(39)が22日(日本時間23日)、パドレス戦の9回に登板し、1回を3者凡退に抑えた。プロ19年目で初めての中1日での登板。先頭マシアスを一直、ジェラットをフォークで空振り三振に仕留め、最後は粘るハンドリーを9球目の直球で右飛に打ち取った。

 20日のブルワーズ戦で2回無失点の好投。次は25日に登板予定だったが、前日に急きょ変更を告げられた。首脳陣の狙いは、中継ぎ起用を検討している野茂の06年夏に手術した右ひじや肩の回復を確かめること。“抜き打ちテスト”を見事にパスしてみせた。
 アピールに成功しても野茂自身は淡々としていた。「もう2、3年投げていないので、そう(肩、ひじに不安があると)思われても仕方ない。首脳陣が気にすることであって、自分が気にすることではない」。中継ぎ転向後は3回、打者9人をパーフェクト。正捕手バックも「前回より制球も球威もいい」と、適性に太鼓判を押す。8人で4枠を奪い合う中継ぎ争いは佳境。「(転向は)スムーズにいけている感じ」と手応えを強調した。

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2008年3月24日のニュース