第2回WBCは敗者復活採用の新方式

[ 2008年3月24日 19:43 ]

 野球のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の主催者は24日、2009年に開催される第2回大会の概要を発表、敗者復活戦を取り入れたトーナメント方式を採用することになった。

 今回の変更について米大リーグのポール・アーチー国際担当副会長は「フィールド上で決着させるようにした」と説明した。第1回大会では1次、2次リーグとも1回戦総当たりで実施したが、同率で並んだ場合には順位を失点率などで決めなければならず、明解さを欠くとの意見があった。
 さらに実力を有するチームを救済するという観点から敗者復活戦の導入を決めた。今回の方式なら2敗した場合でも勝ち上がれる可能性は残る。
 このほか、準決勝では第2ラウンドの異なる組のチームが対戦する「たすき掛け」に変更した。同副会長は「前回は日本と韓国が3度も対戦した。そのようなことを避けるため」と説明した。
 しかし、第1ラウンドから第2ラウンドに勝ち上がる時を「たすき掛け」にしていないため、前回同様に同組のチームが再戦する可能性は残る。また、組分けの関係から米国は前回優勝の日本や準優勝のキューバと準決勝まで対戦しない。

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2008年3月24日のニュース