長野日大 今治西下し甲子園初勝利

[ 2008年3月24日 17:57 ]

<長野日大―今治西>5回表、中越えの適時三塁打を放った長野日大・伊藤がガッツポーズ。三塁手滝野

 第80回選抜高校野球大会第3日は24日、甲子園球場で2回戦を行い、春夏通じて初出場の長野日大(長野)が6―3で4季連続出場の古豪・今治西(愛媛)を下し、甲子園初勝利を挙げた。

 ≪バックに感謝の上村≫156球で3失点完投した長野日大の上村は「よく守ってくれたみんなに感謝したい」と顔をくしゃくしゃにして喜んだ。
 序盤で2点の援護をもらいながら4回に逆転を許した。その回を終えてベンチに戻ると中原監督から「攻めの投球をしろ」とハッパを掛けられた。この言葉に奮起し、変化球を増やした5回以降は無失点。タフな右腕は「疲れは全然ない。ほっとした気持ちが強いです」と余韻に浸った。
 ≪機動力に揺さぶられる≫4季連続出場の今治西はエース水安ら甲子園経験者をそろえたが、早くも姿を消した。大野監督も初めての初戦敗退で「相手チームが伸び伸びプレーしていた様子が印象的。監督の力量の差と思う」とさばさばした表情で語った。
 内野手から捕手に転向の宇佐美が経験不足を露呈し、機動力で揺さぶられた。監督は「バッテリーが力量不足。わたしも精神的に立ち直らせてやれなかった」と自らを責めた。

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2008年3月24日のニュース