メジャー通用証明!上原2回無失点 

[ 2008年3月23日 06:00 ]

<巨人・アスレチックス>躍動感のあるフォームで力投する上原。

 【巨人3-4アスレチックス】巨人の上原浩治投手(32)は22日、アスレチックスとのオープン戦(東京ドーム)に先発し、2回2安打無失点と貫録の投球を見せた。日本の公式戦日程と重なる大リーグ球団との試合に苦言を呈していたが、オープン戦最終登板で“メジャー級”の実力を証明した。今季の開幕登録日から8日後にFA権を取得し、今オフの大リーグ挑戦が濃厚な右腕に、ネット裏の大リーグ・スカウトも熱い視線を送った。

【試合結果


 涼しい顔で上原はマウンドを降りた。2回2安打無失点。メジャー相手でも投球スタイルは変わらなかった。100キロ前後のカーブを3球。余裕の投球で開幕前の最終登板を終えた。

 「楽しく投げることができた。カーブもシュートも試せたしね。(調子は)まあ、あんなもんじゃないですか」

 前日には「パ・リーグが開幕しているのに(メジャー球団が)何で来んねん」と苦言を呈した。それでも試合に入れば本番モード。ファウルを打たせる直球の切れは今季一番と言えるものだった。フォークで2奪三振。新球シュートでバットを2本折るなど、メジャーリーガーを手玉に取った。「シュートで詰まらせて内野ゴロは理想的だった。シーズンでも使えるかな」と手応えを得た。

 プロ10年目、あと8日でFA権を得る節目のシーズン。今オフ、メジャー移籍が確実視される中、ネット裏からはヤンキースなど数球団のスカウトが熱視線を送った。アストロズのグレーン・バーカー環太平洋スカウティング・ディレクターは「フォークがいいね。先発としてどうか見ていきたい。シーズン中も彼の登板は見に行く」と絶賛。対戦した04年新人王のア軍クロスビーは「すぐにメジャーで通用するよ」。ゲレン監督も「真っすぐの制球と変化球がいいね」と高く評価した。

 原監督は「本来の投球。いい形でペナントレースに入っていける」と仕上がりに納得顔。本拠地開幕戦となる4・1中日戦(東京ドーム)で今季初先発することが決定的。「気を抜かずにいきたい。1年間ローテーションを守りたい」と語った。あこがれのメジャー相手に投じた28球。上原が“調整登板”で自身の開幕に弾みをつけた。

 <アスレチックス 指揮官ご満悦>粘り勝ちにゲレン監督はご満悦だった。9回2死から2点を勝ち越し「理想的な展開。選手も自信になった」と笑顔。移動や時差で疲れが完全に抜けていない中、選手の頑張りを称えた。25日にはレ軍との公式戦を迎えるが「誰が相手だろうとベストを尽くすだけ。勝てると思っている」と自信を見せた。

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