高野連要請でTV観戦も…YOSHIKI感激

[ 2008年3月23日 06:00 ]

<城北・安房>大観衆の声援をバックに力投する安房・佐野

 X JAPANのリーダーYOSHIKIが、母校・安房の甲子園初白星に感極まった。当初はアルプス席で後輩のプレーを見守るため移動ヘリコプターをチャーターするなど準備を整えたが、高野連が「現警備態勢では(殺到するファンに)対応しきれない」と自粛を要請。試合前日の21日深夜に急きょ取りやめ、都内でテレビ観戦した。それでも応援バス料金など約1000万円(推定)を寄付してアルプスに集結した全校生徒約800人の応援と部員のプレーに感激し、スポニチに特別メッセージを寄せた。

 ――ジーンときました。9回2アウト、走者なしからの粘り。最後まであきらめない姿は、さすが僕の母校だって大騒ぎしちゃいました。その前の回にサードがカメラマン席に飛び込んだプレーもジーンときました。さすが気合入っているな、と。手に汗握る投手戦が続いて緊張感もあったし、相手もいいチームだった。アルプス席も紫一色で埋まっていて、僕の作った「紅」(X JAPANの楽曲)が演奏されていたし、もう感動、興奮しっ放しでした。

 甲子園に行けなくなることは、きのうの夜に帰ってきてから聞きました。創部以来の快挙だし、高校のOBとして何としても応援に行きたかった。でも、自分が行くことで迷惑をかけてしまうのだったら元も子もない。高野連もギリギリまで努力してくれたみたいで、本当にありがたかった。

 在学中に同級生のTOSHI(現ボーカル)たちとバンド「X」を組みました。僕にとって高校時代は忘れられません。

 初戦も突破してくれましたし、野球部員をコンサートに招待したい。X JAPANの復活コンサート(3月28~30日)は日程的に難しいと思いますが(元X JAPANのギタリスト)hideの追悼コンサート(5月3、4日、味の素スタジアム)では席を空けて待っています。今度は僕の頑張る姿を見守ってほしい。

 次戦はコンサートが直前で見に行けないので、ぜひとも3回戦に進んでほしい。そうなったら、誰になんと言われようと変装してでも行きたいね(笑い)。復活コンサートでは僕も後先考えず、初日から飛ばしていきます。お互い頑張りましょう。

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2008年3月23日のニュース