“成瀬神話”継続!3年越し16連勝

[ 2008年3月23日 06:00 ]

<日・ロ2>先発・成瀬は粘りの完投勝利

 【ロッテ3-2日本ハム】ベンチ裏の通路に現れたロッテ・成瀬から笑顔は消えていた。2失点完投で自身もチームも今季初勝利。昨季CS第2S第5戦で敗れた相手に同じ球場でリベンジしても、内容に納得できなかった。

 「逆球が多かった。要所を抑えられて完投できたのは良かったけど…。バックに助けてもらって勝てた。まだ(CSの屈辱を)晴らせていない」

 ただ勝つだけでは満足しないところに、日本を代表する左腕となったプライドがにじむ。開幕戦は日本ハム・ダルビッシュが完封。星野ジャパンでともに先発の大役を担ったライバルの前で、ぶざまな姿を見せるわけにはいかなかった。6回まで奪三振ゼロと苦心の投球も、7回以降は無安打4奪三振。最後までマウンドを守り抜いた。

 調子が悪くても負けないのが大黒柱。これでパ相手にはレギュラーシーズン3年越しの16連勝だ。精神面でも小林宏ら先輩に頼り切りだった昨年までとは違う。背番号も60から17と“エース級”に変わった今春は根本らを積極的に食事に誘うなど、若手投手陣を引っ張っている。

 21日も年上の新人・服部をショッピングに誘ってリフレッシュ。Tシャツとともに漫画「ミナミの帝王」を購入し“帝王学”を頭に叩き込んで今季初登板に備えていた。
 昨季は最優秀防御率、最高勝率の2冠も、最後に流した悔し涙は忘れない。「次は自分の投球で晴らしたい。投げる試合は全部勝っていきたい」。さらなるハイレベルな投球で球界の帝王へ。招き猫投法左腕は、今年も負けない。

 <日本ハム 藤井、納得の6回2失点>ヤクルトから日本ハムに移籍の藤井が、ベテランの味を披露した。130キロ台後半の直球に変化球を巧みに織り交ぜる頭脳的投球。4回無死満塁のピンチを1失点でしのぎ、6回2失点に「自分にしてはいい方だった。捕手がいいところを引き出してくれた。ピンチを粘って投げられたと思う」と納得の表情で振り返った。吉井投手コーチも「打たれたのは結果論。言うことなし。これからもっとスタミナもついてくるでしょう」と今後に期待していた。

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