大場 パ10人目の初登板無四球完封

[ 2008年3月23日 16:55 ]

7回楽天1死一、二塁、高須を一飛に打ち取り、雄たけびを上げるソフトバンク・大場

 【ソ4―0楽】ソフトバンクが開幕3連勝。先発のルーキー大場は終盤まで球威が落ちず、プロ初登板を8安打無四球の完封勝利で飾った。打線は0―0の8回に多村の1号2ランなど5安打を集中し4得点。楽天は好投の朝井を援護できず3連敗。

 ≪次も、また次も!≫最後まで、スタミナは切れることがなかった。ソフトバンクの新人、大場が、パ・リーグで10人目となるプロ初登板完封を無四球で達成した。
 躍動感と気迫にあふれる投球で、楽天打線を手玉に取った。「攻める姿勢で投げた。丁寧に、1人1人に集中して抑えていこうと思った」。ドラフト会議で6球団が競合した逸材は、息詰まる投手戦を制した満足感に浸った。
 7回は2死満塁のピンチを切り抜け、8回は4番フェルナンデスに真っ向勝負を挑んで、最後は144キロの直球で空振り三振。新人らしからぬプレートさばきで、味方打線の援護を辛抱強く待った。
 鳴り物入りでプロ入りした。しかし、デビューまでの道のりは順風満帆ではなかった。オープン戦は3試合に先発して防御率9・22。5回8失点だった15日の横浜戦の後、大学時代の映像などを見返したという。「不安はなかったが、原因を見つけたかった。うまく結果が出てよかった」と、短期間で修正できたことを喜んだ。
 大学時代から、完投にこだわり続けてきた右の本格派。「きょうだけではない。次も、また次も頑張らないと」。地元博多のファンの前で見せた鮮烈なプロデビューにも、浮かれた様子はみじんもない。

 ≪多村が特大援護弾≫多村の今季1号が、大場の初登板初完封に花を添えた。8回、中越えに特大の2ラン。「大場がいい投球をしていた。本塁打なんておまけ。みんなで勝ったようなもの」と言って目尻を下げた。
 移籍1年目の昨季は、開幕戦で2本塁打する活躍。「何度経験しても、1本目は気持ちがいい。ベースを回っている時にガッツポーズが出たのは、プロに入って初めてかも」とうれしそうに話した。

続きを表示

「第91回(2019年)選抜高等学校野球大会」特集記事

「稲村亜美」特集記事

2008年3月23日のニュース