野茂 中継ぎテスト初日に満点回答

[ 2008年3月22日 06:00 ]

<ロイヤルズ・ブリューワーズ>七回を投げ終えベンチ前でヒルマン監督(右手前)と握手する野茂、左はマクルアー投手コーチ

 【ロイヤルズ11―3ブルワーズ】ロイヤルズの野茂英雄投手(39)が20日(日本時間21日)のブルワーズ戦で2回3奪三振のパーフェクト投球。中継ぎでの開幕メジャーに望みをつないだ。

 “伝家の宝刀”が輝きを取り戻した。6回、先頭の昨季新人王ブラウンを外角低めで3球三振に斬ってとると、2死からホールを空振り、7回2死からはケンドールを見逃しとすべてフォークで仕留めた。「調子自体は過去2度と変わらない」としたが、低めの制球や変化球の切れは確実に良くなってきている。
 ヒルマン監督から先発のチャンスがないことを通告されたのが16日。「チームが先発で調整させてくれたのは感謝してますけど、そんなにこだわりはなかったので大丈夫でした」と切り替えた。この日は20球しか投げておらず、中継ぎテストの初日としては満点の快投。マクルア投手コーチも「素晴らしい。最高の仕事をしてくれた。あと4試合のチャンスを与えるつもりだ」と評価した。
 次回登板は25日のパドレス戦となる見込み。27、28日には連投テストも予定されており、サバイバル競争は正念場を迎える。先発争いに敗れた投手を含め、8人で中継ぎの残り4枠を争う。

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2008年3月22日のニュース