常葉菊川 戸狩“幻惑の新フォーム”

[ 2008年3月19日 06:00 ]

<常葉学園菊川>練習後、戸狩は、横浜に入団した先輩・田中から譲り受けたグラブをはめて記者の質問に答える

 第80回選抜高校野球大会(22日開幕)に出場する16校が18日、甲子園球場で練習を行い、大会史上3校目の連覇を狙う常葉学園菊川(静岡)や横浜(神奈川)など実力校が汗を流した。

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 <静岡・常葉学園菊川 普通に投げられれば勝てる>3季連続出場で、史上3校目の連覇を目指すピンストライプ軍団のエース左腕・戸狩が状態の良さをアピールした。「僕が(優勝までの)全部を投げるつもりでいかないと。このままいければ大丈夫」。マウンドからは10球のみの投球練習だったが、打者から球の出所が見えにくく、腕がより遅れて出てくる新フォームも披露。「バッターがタイミングを取りづらいのが特徴。あとはいつも通り、普通に投げられれば勝てます」と強気だった。

 <神奈川・横浜 エースがバックスクリーン弾>主軸打者2人がシート打撃で連続アーチ。優勝候補の実力を見せつけて練習を締めくくった。まずはエースの土屋。「当たっただけだったけど、打球が伸びてビックリしました」と、バックスクリーン左へ。続く2年生の筒香は弾丸ライナーで右翼席へ突き刺し「甲子園で1本打てて良かったです」と笑った。高校通算22本塁打の左の大砲・筒香は今冬から右打席での練習も開始。渡辺監督が「飛距離は高校生離れしている」と言うだけに、新たな怪物出現の予感が漂う。

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2008年3月19日のニュース