岩本以来のダル2年連続開幕投手

[ 2008年3月19日 22:23 ]

 3連覇へのスタートを託された日本ハムのダルビッシュは「去年と変わらず落ち着いて調整できている。開幕戦は特別な試合じゃない」と気負った様子は見られなかったが、勝ちを意識したコメントが次々に口をついて出た。

 昨年の雪辱という意味ではロッテに負けるわけにいかない。敵地での開幕だったとはいえ6回、ズレータに同点満塁本塁打を浴びて引き分け、チームのスタートダッシュ失敗の一因をつくってしまった。
 今季も優勝を争うとみられるライバルチームに対し「勝てるように精いっぱい投げる。打撃も守備も監督も良く、一番楽しく試合ができるチーム相手の開幕戦で非常にうれしい」と敬意を払う。さらに、親交のある小林宏との投げ合いには「個人的に燃えるものがあるし、絶対に勝ちたい」と言葉に力を込めた。
 ダルビッシュの開幕投手を就任直後から公言していた梨田監督は「チームを引っ張っていく気持ちを感じる。真のエースだな」と絶大な信頼とともに送り出す。
 日本ハムでは、岩本勉以来8年ぶりの2年連続開幕投手となる。球界を代表する投手に成長した右腕は「梨田さんの最初の試合なので、しっかり勝ちたい」。自らに言い聞かせているようだった。

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2008年3月19日のニュース