楽天「看板」 開幕に滑り込みセーフ

[ 2008年3月19日 18:34 ]

クレーン車でつり上げられる、プロ野球楽天の本拠地「クリネックススタジアム宮城」の看板

 楽天の本拠地球場「クリネックススタジアム宮城」(仙台市)の正面に19日、看板が設置された。昨年12月に命名権契約を結んだ日本製紙の古紙偽装問題で作業が遅れていたが、パ・リーグ開幕に間に合い、ファンや球団関係者はホッとしている。

 看板は縦約3メートル、横約7メートルで、重さ約1トンの鉄製。「Kleenex」の筆記体字の下に「STADIUM MIYAGI」が配置されたデザイン。同日午後、クレーン車でつり上げるなど約3時間掛けて正面の壁面に取り付けられた。
 初代の命名権を持っていた人材派遣大手フルキャストが事業停止命令を受け、昨年10月に同社の契約が解消。以来約5カ月間、同球場正面には看板がなかった。球団関係者は「開幕に間に合ってよかった」と安心した様子で「名前は変わったが、今後も親しまれる球場にしたい」と話した。
 パ・リーグは20日開幕、楽天の本拠地での開幕戦は29日に行われる。

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2008年3月19日のニュース