中国で初MLB 今後の開催にも意欲的

[ 2008年3月16日 06:00 ]

初めて中国で開催された大リーグのオープン戦で登板するドジャースの朴賛浩

 【ドジャース3-3パドレス】中国で初の大リーグ試合となるドジャースとパドレスのオープン戦が15日、中国・北京で開催された。サッカーやバスケットボールに比べ、野球は中国ではなじみの薄いスポーツ。五輪の会場に集まった1万2224人の観衆は、応援の仕方もよく分からないまま、大リーグの公式グッズを手に声援を送った。

 試合は2点差の8回、パ軍のスタンズベリーとゴンザレスに連続適時二塁打が飛び出し同点。そのまま9回引き分けとなった。韓国出身のド軍先発・朴賛浩(パク・チャンホ)が5回1失点、台湾の郭泓志(グォ・フンジ)も2回無失点とアジア選手が活躍。トーリ監督は「米本土でのオープン戦より真剣味があったよ」と振り返った。
 大リーグにとっては人口10億人以上の巨大市場の開拓、中国球界にとっては底辺の拡大につながる壮大なプロジェクト。中国代表のラフィーバー監督は「大リーガーのバットスイング、捕球、走塁をじかに見ることは本当に貴重」と話し、セリグ・コミッショナーも「もっとここで試合を開きたい」と、継続的に開催する考えを示した。

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2008年3月16日のニュース