中田 ダルの気持ちに応える打点

[ 2008年3月12日 06:00 ]

<ロッテ・日本ハム>9回2死一塁、中田は右手に死球を受ける

 【日本ハム3―4ロッテ】日本ハム・ダルビッシュの熱い気持ちは中田に伝わった。この日の試合前「2軍で(1軍に)上がれない選手がいるのに弱音を吐くな」とエースから厳しく説教された。目が覚めた怪物は代打で出場した7回1死三塁、二ゴロで16打席ぶりの打点をマークすると、9回2死一塁では“プロ初死球”で11打席ぶりに出塁した。「当たったのはここ(右手首)ッス。でもこれで(闘志が)みなぎったッス」。これまで開けていたユニホームの上2つのボタンを留めて試合に臨んだ。身だしなみも整え、心身ともに再出発の一戦で“何か”をつかんだ。

 開幕1軍へアピールできるのも残りわずか。「あと2試合で(1、2軍を)決めるかもしれない。当落線上?そういうこと」と福良ヘッドコーチ。この日一塁で出場した“ライバル”金子洋が2打数無安打。12日のヤクルト戦(神宮)はスタメンの可能性も浮上した。あとは自らのバットで道を切り開くしかない。

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2008年3月12日のニュース