ダル“中田擁護発言”怒られた

[ 2008年3月12日 06:00 ]

ダルビッシュ(左)は練習する中田に声をかける

 日本ハム・ダルビッシュが前日の“中田擁護発言”について球団から注意を受けた。10日のトークショーで「(中田は)実力がなくても1軍にいなきゃいけない選手」などと発言したことについて、ロッテ戦前に島田チーム統括本部長から事情聴取された。

 「どういう状況で話したのかを聞いた。采配とか起用法についての言い回しは気をつけようと話した」と同本部長。選手が起用法に言及することは球団批判、首脳陣批判ともとられかねない。球団としては注目度の高いダルビッシュの発言だけに、メディアにも大きく扱われるのを危ぐしてのものだったが、本人は「書かれるのは分かっていたけど、言っておきたいことだったので言った」ときっぱり。後輩を思う先輩としての言葉だったことを強調したエースは、今後も歯に衣(きぬ)着せぬ同様の発言を続けるつもりだ。
 グラウンドで「お騒がせしてすみません」とダルビッシュから謝罪された梨田監督は「問題ない」と一笑に付した。ある主力選手も「起用法は首脳陣が決めること」としながら「有がかわいがっている翔のことを思うのは当然。これで翔がもっと頑張ればいい」と理解を示すなど、今回のダルビッシュを支持する声は多い。エースは12日のヤクルト戦(神宮)に先発予定。20日の開幕、ロッテ戦(札幌ドーム)前のラスト登板にも「いつも通りやります」と淡々。モノ申す男・ダルビッシュは本業の野球でもきっちり結果を残す。

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2008年3月12日のニュース