ベケット来日絶望 松坂が開幕投手に?

[ 2008年3月12日 06:00 ]

 アスレチックスとの日本開幕戦(25日、東京ドーム)の先発が有力だったレッドソックスのベケットの来日が絶望的となった。8日に腰痛を訴え、10日にフロリダ州フォートマイヤーズで治療を行ったベケットは、故障後初めて報道陣に応対。「故障した翌日は痛みも引いて楽観視していたが、昨夜は痛みで全然眠れなかった。復帰は痛みが完全に消えてから。今は最悪の気分」と元気なく話した。

 昨季はメジャー唯一の20勝を達成。検査の結果、骨盤に問題はなく筋肉痛だったが、飛行機での長時間フライトはリスクが高いため、球団も日本行きを見送らせる可能性が高い。また今キャンプでは大学生やマイナー選手相手の2試合しか登板しておらず、準備の面でも2週間後の開幕戦登板は厳しい。
 一方で倫世夫人の第2子出産が重ならなければ、開幕投手の期待も懸かる松坂は、この日は軽めの練習。最近は出産に備え、いつもマナーモードの携帯電話を音が鳴るように設定。姓名判断などの本を購入するなど父親としても“臨戦状態”の右腕は「すべてがうまくいくといいですね」と話した。

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2008年3月12日のニュース