ロッテ 清水が5回無失点

[ 2008年3月12日 17:08 ]

オリックス戦に先発し、5回無失点のロッテ・清水=千葉

 【ロッテ4-1オリックス】ロッテは清水が新球シュートを試しながら、要所もしっかり抑える投球で5回無失点と無難にまとめた。調整が遅れていたが、開幕には間に合いそうだ。オリックスは高木が4回をソロ本塁打のみに抑え、先発入りをアピールした。

 ≪開幕に間に合った清水≫いつもより深めに指にボールを挟む。5回無死二、三塁。清水は「三振を取りたいという思いだった」。追い込むとワンバウンドするほどの落差で2者連続三振を奪うなど、いつ公式戦に入ってもいいような狙い通りの仕留め方だった。
 4回まではシュートを実戦で初めて、しかも積極的に使った。右打者の内角、左には外へ、打者の手元でバットのしんを外し、ゴロを連発。球数を抑え、予定の4回は5回に延びた。「幅を広げるための挑戦」と清水。無失点の結果以上に、開幕を懸けた最後の登板で新球を試せたことが仕上がりの良さを物語った。
 自主トレ中の妻の急逝で調整は遅れていたが、これで開幕先発陣入りの資格は得た。バレンタイン監督は「これから(ほかの候補の)様子を見て決める」と慎重だったが、清水は「自分では確実に追いついてやっているつもり。使う、使わないは監督の判断」。右腕の言葉は「間に合った」と解釈できた。

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2008年3月12日のニュース