松坂、サンタナら実力派へ視線

[ 2008年3月12日 09:47 ]

ブルペンで笑顔を見せるレッドソックスの松坂

 バシッ、バシッと捕手のミットが鈍い音をたてる。11日、ブルペンで投球するレッドソックスの松坂大輔投手は隣で投げる投手が気になった。

 この右腕投手は、エンゼルス時代の2005年に21勝を挙げてサイ・ヤング賞(最優秀投手賞)に輝いたバートロ・コローン。ここ2年は肩を痛め計7勝、今年はマイナー契約でレッドソックスに移ってきた。いわゆる“かつぐ”ようなフォームは参考にできないというが、松坂は「重そうな球。試合で気持ちが入れば、また違うでしょうね」と、実力を感じ取った様子だった。
 グラウンドに戻ると、この日の対戦相手メッツにはサイ・ヤング賞2度の左腕投手、ヨハン・サンタナがいた。キャッチボールをじっくり見て「あの(腕の)振りから速球とチェンジアップ。やっぱり打ちづらいだろうな」。機会を狙っていたが、話し掛けられず「聞きたいことはいっぱいあった。あー残念」。
 2年目の松坂は周囲を見る余裕が生まれ、何でも吸収しようとする意欲が強くうかがえる。(共同)

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2008年3月12日のニュース