変われなきゃ…由規2軍落ちの危機

[ 2008年3月9日 06:00 ]

先輩に帽子をとってあいさつする由規

 ヤクルトの由規が2軍降格の危機を迎えた。高田監督はオリックス戦の試合前に6日の日本ハム戦で2回5失点と打ち込まれたルーキーの今後について言及。「次は3、4回投げさせるけど、劇的に変わらない限り(先発ローテーションに)入れない」。首脳陣は中継ぎでの起用は考えておらず、先発予定の13日のソフトバンク戦(神宮)が1軍残留の最終試験となることを明言した。

 既に先発陣は石川、リオスら5人が確定。残る1枠を増渕、松岡らと争っている由規はこの日、埼玉・戸田グラウンドで30球の立ち投げ。「少し筋肉痛です」と軽めのメニューで切り上げたが、開幕1軍入りには結果を残すしかなくなった。

 ≪五十嵐右ひじ手術後初の150キロ≫ヤクルトの五十嵐が06年11月の右ひじ手術後初の150キロを記録した。8回に登板して1安打無失点。2死二塁から塩崎に四球を与えた球が2年ぶりの大台を計測し「そこまでいってないと思ったけど、良かった」と笑った。日本人最速タイの158キロをマークした04年はセーブ王。今季は守護神の座を新加入した林昌勇(イム・チャンヨン)、押本と争うが、完全復活に向けて一歩前進した。

 ≪加藤“古巣”で獅子狩りできるかな?≫改修された神宮球場のこけら落としの一戦となる、9日の西武戦にルーキー加藤が先発する。この日、埼玉・戸田グラウンドで軽めの調整を行い「ここからが本当の勝負なんで(力を)出し切っていきたい」と慶大時代に東京六大学リーグ通算30勝を稼いだ“古巣”での登板にやる気満々。西武の先発・石井一との新旧16番対決にも注目が集まる。

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2008年3月9日のニュース