イチローまた無安打、これで6戦連続

[ 2008年3月9日 09:27 ]

6試合連続無安打のマリナーズ・イチロー

 米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は8日、アリゾナ州ピオリアで行われたアスレチックス戦に「1番・中堅」で出場、4打数無安打で6試合連続無安打となった。内容は二ゴロ、中飛、二ゴロ、左飛。オープン戦はここまで19打席、1本のヒットも出ていない。

 城島健司捕手は出場しなかった。チームは2―5で敗れた。

 ≪春の珍事は続く≫イチローはついにオープン戦の自己ワースト記録となった。6試合、計16打数で無安打。この日は自ら志願して4打席に立ったが、快音は聞かれないままだ。通常、オープン戦の中盤までは主力が早めに交代する。試合終盤、マイナーの若手たちに交じって動くイチローの背中が何とも浮いて見えた。
 「この時期にけっこう嫌な視線を感じながらプレーできることも少ない。だから(4打席目は)いきたかったですね」。チームメートの好奇の視線がスーパースターに突き刺さり始めた。「だってヒットが出てないんだから仕方ないでしょ」。ひょうひょうとしたイチローの語りは変わらない。深刻さが伝わってこない分だけ、謎めいた空気は日に日に大きくなる。
 「純粋に試合勘の問題。(打ち損じという表現の)ちょっと手前くらいかな」と現在の状態を説明した。“春の珍事”にピリオドを打つ日はいつか。(共同)

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2008年3月9日のニュース