清水 思い出の地で完全復活へ一歩

[ 2008年3月6日 06:00 ]

<オ・ロ>3イニング無失点の好投を見せたロッテ先発・清水

 【ロッテ1-7オリックス】ロッテの先発の清水が3回1安打無失点で、開幕ローテーションへまた一歩前進した。「今できることを精いっぱいやった。状態は良くなっている。開幕1軍?監督の判断に任せて、焦らずやります」。雪がちらつく悪条件の中で直球は最速143キロ。予定の2回を完全投球し、3回に1安打2四球も併殺でピンチを脱した。この日は1月17日に急死した明美夫人(享年32)の四十九日。明美さんとは兵庫・西宮市の高須中時代の同級生で、スカイマークは02年にチームの開幕連敗を11で止めた球場。思い出の地で完全復活への足掛かりをつかんだ右腕にバレンタイン監督も「非常にシャープな投球内容を見せてくれた」と評価した。

 <オリックス 川越、危なげなし>3年連続で開幕投手を務めているオリックスの川越が、4回を1安打に抑えた。カーブ中心に緩急をつけた投球で、危なげない内容だった。10年目の今季は若手の台頭もあり、先発枠入りは当落線上。厳しい状況にも、この日の好投でコリンズ監督は「まだ先発として考えている」。ベテラン右腕は「与えられた場所で結果を残していかないといけない」と淡々と話した。

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2008年3月6日のニュース