吉見 5回無失点で開幕ローテに望み

[ 2008年3月6日 06:00 ]

<中・巨>2回、小田島の一塁ゴロにダッシュする中日の吉見

 【中日4-2巨人】中日3年目の吉見が先発ローテーション6番手争いで辛うじて生き残った。5回を投げ、毎回の7安打も失点はゼロ。「自分らしい投球だった。結果を気にせず腕を振ることだけを考えた」と胸をなで下ろした。シュートで計4本のバットを折った内容に森バッテリーチーフコーチも「ゼロに抑えたことは評価できる。結果を出すのは大事なんだ」とチェン、川井、山本昌とライバルがひしめく中、及第点を与えた。

 <拙攻で最下位…>巨人は11安打を放ちながらわずか2得点の拙攻。オープン戦とはいえ1勝5敗で最下位。課題の守りに乱れはなかったが、原監督は好機を生かせない若手に注文をつけた。「もう少しできるよね。力を持ったメンバーなんだと信じたい。近い将来、巨人を背負って立つ選手たちなんだから」。一方で高橋由は3回に左中間二塁打、6回にも中前打して本人も「内容がよかった」と手応え。ただ、昨年クライマックスシリーズ第2ステージで3連敗を喫した中日戦には「勝つのが大事なんだけど」と敗戦に悔しさをにじませた。

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2008年3月6日のニュース