藪　２安打浴び悲壮な決意

　【ジャイアンツ６－９パドレス】ジャイアンツとマイナー契約の藪がパ軍戦でオープン戦２度目の登板。６回から４番手でマウンドに上がったが、先頭ゴンザレスに左翼線二塁打を許すと、１死三塁からクラッベに中前適時打を浴びた。組んだ捕手はメジャー経験のない招待選手で、配球が直球主体と単調だったが「僕がもっと考えないと。１点取られたことが本当に悔しい」と藪。「次はゼロに抑える」と生き残りへ悲壮な決意を口にした。

　＜井口　新天地初安打＞パドレスの井口が、オープン戦３試合目で新天地初安打を放った。２番・二塁で出場したジャイアンツ戦の初回に遊撃内野安打、さらに３回には外角から真ん中に入ってきたシュートを逆らわず右翼線二塁打だ。「だいぶ上と下のバランスがあってきた」と井口も手応えを感じた様子だった。また、ドジャースと試合を行う今月中旬の中国遠征には帯同しないことが正式に決定。キャンプ地でじっくり開幕まで調整を進める環境が整った。