中田斬り!でも由規2回8安打5失点

[ 2008年3月6日 21:57 ]

6回、ヤクルト・由規は、日本ハム・中田を空振り三振に斬ってとる

 【日本ハム5―3ヤクルト】ヤクルトの注目新人、由規がオープン戦初登板。2回で8安打5失点と踏ん張りきれなかった。石川は4回無失点と無難な内容。日本ハムの新人、中田は3打数無安打に終わり、新人左腕の宮西は1回を無安打で切り抜けてアピール。

 ≪148キロ真っ向勝負≫プロの洗礼は浴びたが、ライバルとの勝負には圧勝した。注目の高卒ルーキー、ヤクルトの由規が、オープン戦初登板で日本ハムの中田との直接対決に臨んだ。ともに甲子園を沸かせた2人だが、この日は右腕が自慢の快速球で強打者をねじ伏せた。
 高校時代にもかなわなかった対決がプロの舞台で実現した。試合前の練習中に中田とすれ違った由規は「最近(球が)荒れている。どこへ行くか分からない」と伝えていた。
 勝負の時は6回。この回から3番手でマウンドに上がった由規は制球が定まらず暴投で1失点。そして1死一、二塁から中田を迎えた。全4球すべて真っすぐで、真っ向勝負。4球目は148キロを計測し、バットに空を切らせた。由規は2回で8安打5失点2暴投と荒れに荒れたが、すっきりとした表情でマウンドを降りた。
 万全の状態ではなかったのが悔やまれる。キャンプ終盤、左足首に違和感を覚えて調整が遅れていた。高田監督も「結果は問わない」という姿勢で将来のエース候補を送り出した。内容はほろ苦いものとなったが、これも試練。次回登板では、周囲の期待に応えたい。

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2008年3月6日のニュース