ソフトバンク パウエルに施設準備

[ 2008年2月5日 06:00 ]

記者の質問に答えるソフトバンクの竹内COO

 ソフトバンクの角田球団代表は4日、来日中のパウエルが国内で調整できるよう環境を整備したい意向を示した。この日、本人と接触した角田代表は「球団として優先権のある選手という認識だし、連盟と協議して何らかの形で練習環境を整えたい」と言及。入団を前提とし練習施設の提供などを支援したい考えだ。

 しかし仮に入団しても3カ月の出場停止。育成枠での入団も不可のため、2軍戦の出場もできない。角田代表もパ・リーグの裁定には納得しておらず「話し合いで決着がつくのか、法的手段に委ねてはっきりさせるのか検討中」と話した。
 また竹内最高執行責任者(COO)は「出たもの(裁定)は変わらないだろう」と前置きした上で「この時点で事実が解明されたとは思わない。1、2回の表面的なヒアリングで決着というわけにはいかないと思う。1日も早く支配下登録するため、今後も事実究明に努めたい」と球団として独自に調査に乗り出す意向だ。さらにパ・リーグの対応にも不信感を表明。1月30日に1度は「二重契約の状態」と認められたことに「(支配下登録の)先延ばしの理由が野球界と世間を騒がせたということであれば、精査をしっかりせずに二重契約の可能性が強い印象を与えた連盟の責任はどう取られるのか」とし、今後のパ理事会で追及していく考えも明かした。

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2008年2月5日のニュース