村田は“松坂流”呼吸法で1軍狙う

[ 2008年1月29日 06:00 ]

投球練習をする村田

 巨人の大学・社会人1巡目、村田透投手(22)が宮崎合同自主トレ2日目で初のブルペン入り。捕手を立たせて30球を投げた。

 初日の15人を上回る18人が火花を散らしたブルペン。ゆったりとしたフォームから速球を投げ込んだ右腕は「ボールが指に掛かった」と手応えを口にした。特徴的なのは振りかぶった際に息を「フッ」と吐くこと。実は、この呼吸法はレッドソックス・松坂や上原、阪神・藤川と同じ。村田透は意識して行っていたわけではないが、自然と一流投手と同じスタイルを実践していた。
 松坂は「息を吐いて止めた時に丹田(たんでん=へその下あたり)に意識を集中する。そしてリリースの時に(ボールに力が)伝わるようにする」とボールに全身の力を効率よく伝えられると力説。投球を見守った木村トレーニング兼投手コーチも「息をはくことで重心が下がり股関節との連動がスムーズになるし、バランスも安定する」と効果を認めた。「まだ8割くらい。(2月15、16日の)紅白戦に向けて2月1日からブルペンに入れるようにしたい」と村田透。松坂流の呼吸法で分厚い開幕1軍への壁を突き破る。

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2008年1月29日のニュース