大嶺 石垣島ガイドはお任せ!

[ 2008年1月23日 06:00 ]

練習後にファンのサインに応じる大嶺

 石垣はいいところさぁ~。ロッテは22日、キャンプ1、2軍メンバー振り分けを発表。2年目の大嶺祐太投手(19)の初の1軍スタートが決まった。今年から1軍キャンプ地となった石垣島出身の右腕は、故郷をチーム内外にアピールしていく考えを明かした。

 「自分はやりにくいけど、身近にプロ野球選手を見られるのは島にとっていいこと。ビックリするぐらい(石垣島は)盛り上がってました。楽しみにしていてください」

 課せられた最初の使命は島の観光スポット、おいしい食事を楽しめる店を先輩ナインに教えるという“親善大使”としての情報提供だ。「1軍の人の話を聞くのは勉強になる。ちゃんと(店を)リサーチして接待します」。自身は未成年で酒を飲めないが、ガイド役を積極的に買って出ようというものだ。

 12月10日からの帰省中は島民への協力も求めてきた。これまでプロ野球とは縁遠かったため、選手の顔と名前を知らない人も多い。「それは失礼になる。覚えておくようにしっかり話をしてきました」。キャンプ休日には野球教室、サイン会を開くプランも温めている。もちろん首脳陣へのアピールも忘れない。年明け3日にはブルペンで120球を投げ込むなど調整は順調だ。前日、ロッテ浦和に戻ると自主トレを開始。ドラフト後にプロ入りを悩んで練習不足に陥った昨年と比べ「体が軽いし、動きやすい。球もいい」。日焼けした顔を引き締めた。

 目指すは開幕ローテ入りにプロ初勝利。「成瀬さんにはよくかわいがってもらっています。成績も近づけるように頑張ります」。南国の怪腕は石垣島“接待キャンプ”で飛躍を狙う。

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2008年1月23日のニュース