野球の「五輪公開競技」実施提案へ

[ 2008年1月15日 20:57 ]

 国際野球連盟(IBAF)の第一副会長を務める日本野球連盟の松田昌士会長は15日、2012年のロンドン五輪で実施競技から除外された野球を公開競技として実施するように国際オリンピック委員会(IOC)へ働き掛ける考えを明らかにした。同会長は「IOCにあげてみる価値はある」と話した。

 15日には松田会長らが出席してプロ、アマ合同の全日本野球会議の幹事会が東京都内で開かれ、北京五輪後の対応を協議した。五輪実施競技から野球が除外されると日本代表の冠協賛社からの支援金や日本オリンピック委員会(JOC)からの補助金の削減が予想されるため、アマ側からプロ側に対し、選手強化や国際大会参加などの費用支援が要望された。
 また幹事会では、JOCや国際大会の窓口になっている全日本アマチュア野球連盟の組織の見直しを進めることが報告された。ロンドン五輪の実施競技から野球が除外されたことを受け、4月に予定されている同連盟の常任理事会までに社会人、学生それぞれの団体で具体案を検討していくことになった。
 このほか、女子野球のワールドカップ(W杯)が今年中に日本で開催されることも報告された。

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2008年1月15日のニュース