ムネリン引っ張る“呉越同舟トレ”

[ 2008年1月9日 20:55 ]

 ソフトバンクの川崎宗則内野手が9日、地元の鹿児島県姶良町で自主トレーニングを公開した。二遊間コンビを組む本多雄一内野手だけでなく、ソフトバンクや巨人、横浜の若手選手も加わっての大所帯。新たなシーズンへ向け「いよいよ始まるなと、新鮮な気持ち」と日焼けした顔で話した。

 ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)や北京五輪予選で経験を積み、今や球界を代表する遊撃手に。チーム一の元気印は、今季がプロ9年目。「少しだけ自分を信じることができるようになった。ちょっとずつ成長してきたのかな」と照れくさそうに笑う。
 右肩の手術を決意したエース斉藤からは「頼むぞ」と、直接メールがあったという。野手のリーダー小久保も、故障を抱えてキャンプ初日からの合流が厳しい状況。基本が中心の練習では、常に先頭に立って引っ張る姿が目立つ川崎に、新たなリーダーとしてかかる期待は大きい。
 昨季は打率3割2分9厘をマークしたものの、ケガのため95試合の出場にとどまった。具体的な目標は一つ。「優勝するために、全試合グラウンドに出る」。“ムネリン”が愛称の26歳は、もはや若手でないことを十分認識している。

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2008年1月9日のニュース