“集団お見合い”に松井デレデレ

[ 2008年1月8日 06:00 ]

大勢の女性ファンに囲まれて笑顔の松井秀

 お年頃の女性30人との“集団お見合い”では、電撃プロポーズにまんざらでもない様子を見せるなどデレデレの笑顔を振りまいた。イベントを企画した父・昌雄氏(65)の思惑通り?結婚を決意する日が近づいた――かもしれない。

 打席からメジャーの投手をにらみつけるゴジラの面影はなかった。年齢や性別で6組に分けられた計186人のファンと触れ合う交流イベント。
 中学生から30代までの女性だけが参加した2組目のグループは松井にとっての極楽タイムだった。「ヒデキさ~ん」との黄色い声に「はぁい」と応じて登場。初っぱなからテンションは上がりっぱなしだ。わずか15分間とはいえ「素敵な人たちばかり」(松井)30人を相手にしたまさに“集団お見合い”状態。女神からの質問はプライベートに関することばかりで、なんと30人中19人が「私と結婚してほしい」と花嫁に立候補した。
 実際に「お見合いがあるから」と仕事を休んだ名古屋市在住の木村絵美さん(26)は「キムタクや福山雅治に興味はありません。松井さんのすべてを受け入れます」と熱烈ラブコール。モテモテの松井は「今回の帰省で一番うれしい出来事でした。僕にとってお年玉。いつもと違うパワーをいただいたし(手術した)右ひざも一気によくなった気がします」と表情が崩れっぱなしだった。
 今まで結婚に関して積極的な発言がなかった松井も「お見合いは興味ありますね。1回はしてみたい。結婚が前提なんですよね」と態度を一変。これには同ミュージアムの昌雄館長もニンマリだ。もとはと言えば寒い中、自宅前に集まってくれるファンの気持ちに応えるために企画したイベントだったが、松井が結婚に前向きになってくれれば一石二鳥。今回の応募数1619通の中から妙齢の女性ばかりを集めた組をつくったのも「結婚は本人に任せていますが、早くいい人を見つけてほしいとは思っています」という親心か。来年以降の開催は未定だが、松井本人は「またこういう機会があってもいい」と前向きだ。
 日本人メジャーリーガーの多くは家族の存在を支えにしている。松井自身、シーズンは調子の波が激しく、昨季も7月に13本塁打で月間MVPに輝く一方で8、9月は計4本。今季の目標として「プレーの波をなくしたい。以前からの課題だけど、昨年は特にそれを感じたからね」としている。“安定”を求めて。今回のイベントが独身生活に別れを告げるきっかけになるかもしれない。

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2008年1月8日のニュース