阪神・岩貞 粘投2カ月ぶり4勝目 先発の役目バッチリ6回3失点

[ 2018年7月22日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神7―5DeNA ( 2018年7月21日    横浜 )

<D・神>6回2死満塁、代打・中川大の投ゴロを捕球する岩貞 (撮影・奥 調)
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 自分のことより、チームのことを喜んだ。序盤の大量リードにも守られた阪神・岩貞が21日のDeNA戦(横浜)で6回8安打3失点の粘投で4勝目。自身にとって5月25日の巨人戦以来約2カ月ぶりの白星で、チームの連敗を5で止めて見せた。

 「チームも連敗中だったんで、それを止められたことが良かったです」

 午後5時半というイレギュラーな時間に始まった試合。昼の暑さが残る中で、持ち味の全力で腕を振る投球を見せた。序盤から飛ばし、5回までは2回のロペスの左越え2ランによる2失点。ただ、悔やんだのは7―2で迎えた6回だった。

 先頭のソトに中越えソロを許したことまでは、点差を考えれば許容範囲。問題は1死後に3連打で満塁とし、後続は打ち取ったものの球数が増えてこの回で降板したことだ。

 「これだけ暑い中で中継ぎの方にもう少し休みをあげたかった。勝ったのは良かったですが、そこは自分としては反省点です」

 それでも、1死満塁からもう1度ギアを上げ、伊藤を空振り三振、中川を投ゴロに打ち取った気迫は見事。DeNA戦の勝利は16年9月4日以来、横浜商大時代を過ごした横浜での白星となると同8月2日以来718日ぶりとなり、今後につながる大きな1勝だったのは間違いない。

 今月14日には監督推薦で選ばれた球宴の第2戦で地元・熊本に凱旋登板。2回2失点とホロ苦い思い出となったが、試合後に「自分の投球でチームを勝たせられるように。100%で行けるように準備したい」と話していた。まずは後半戦初登板で連敗ストップという大仕事を果たした。(山添 晴治)

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2018年7月22日のニュース