元JRA調教師の橋田満氏に旭日小綬章授与「感無量」「多くの仲間の皆さんとの共同作業の賜物」

[ 2024年4月29日 11:23 ]

橋田満氏(23年2月撮影)

 JRAは29日、令和6年春の叙勲において元調教師の橋田満氏(71)に旭日小綬章が授与されると発表した。功労概要は畜産業振興功労となっている。

 
 ▼橋田氏 このたび叙勲の栄をたまわり、身に余る光栄と思っております。私が長きにわたり従事してまいりました競馬や馬が、人の世界に果たす役割を国民の皆さま方に役立つものと評価していただけた思いで感無量であります。今回の叙勲は多くの仲間の皆さんとの共同作業の賜物であり、私は競馬の社会を代表して頂いたものと承知しております。これからも、この栄誉の重みをしっかり受け止め、馬の持つ魅力を一人でも多くの方に知っていただくために努力してまいります。

 ◇橋田 満(はしだ・みつる)1952年(昭27)9月15日生まれ、兵庫県宝塚市出身の71歳。父は73年天皇賞・春優勝のタイテエムを管理した橋田俊三元調教師。75年、同厩舎で騎手候補生。78年同厩舎で調教助手。83年3回目の受験で調教師免許を取得。85年3月に厩舎開業。87年小倉3歳S(ポットナポレオン)で重賞初勝利。90年マイルCS(パッシングショット)でG1初制覇。JRA通算7271戦744勝、うちG1・11勝(98年宝塚記念サイレンススズカ、99年日本ダービー・アドマイヤベガ、05年天皇賞・春スズカマンボなど)を含む重賞63勝。海外でも英G1ナッソーS勝ち(ディアドラ)がある。

 ▽旭日小綬章 日本の栄典「旭日章」のうち勲四等に位置づけられる勲章。国や公共に対して功労のある者、とりわけ顕著な功績のある者に春秋の年2回、おおよそ数十名程度に授与されている。旭日章には勲等の高い順に旭日大綬章、旭日重光章、旭日中綬章、旭日小綬章、旭日双光章、旭日単光章の6種類がある。勲等は功績内容の重要性、影響の大きさ、果たした責任の大きさなどが評価される。

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