長嶋一茂 カブス今永の好成績を分析「投球動作の中で観察しながら投球…捕手のサイン通りではない可能性」

[ 2024年5月3日 08:44 ]

長嶋一茂
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 元プロ野球選手でタレントの長嶋一茂(58)が3日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。カブス・今永昇太投手(30)についてコメントした。

 今永は1日(日本時間2日)、敵地ニューヨークでのメッツ戦でメジャー最長の7回を投げ3安打無失点で無傷の5勝目を挙げた。防御率0・78は両リーグトップ、5勝は同トップタイの2冠。タイガース・前田健太投手(36)、ドジャース・山本由伸投手(25)とともに、背番号18トリオによる同日の日本投手先発3勝は史上初の快挙となった。

 日本投手のデビュー5連勝は、12年ダルビッシュ(レンジャーズ)の4連勝を抜き、02年の石井(ドジャース)、14年の田中(ヤンキース)の6連勝にあと1つに迫った。

 一茂は「とにかく安定しているというか、強打者と対戦しても心配ない。僕の個人的な意見ですけど、彼の凄さって、打者を翻ろうする要素をいくつか持っている」と分析。NPBより広いとされるメジャーのストライクゾーンの高低、内外角すべてのコーナーに投げ込む制球力、ストライクからボールにして打者を振らせる技術、球速150キロ以上の直球を持っていると言い、「1番は、ゆったりしたリズムから、打者が何を狙っているかというのを見ながら投げることができる」と指摘した。

 具体的には「投球動作の中で観察しながら投げていて、捕手のサイン通りにすべて投げていない可能性がある。例えば内角直球と捕手がサインを出した時に、投球動作に入った時点で“あれ?この打者、内角狙っているな”と、テークバックとかタイミングの取り方で分かるんだと思う。そうすると、外の直球に変えたりできる投手」と説明。

 そして「そんなに体も大きくなく、腕の振りがめちゃくちゃ早く見えない中、この球の切れというのは打者を翻ろうする。絶対にタイミング合わない。ホント、サイ・ヤング賞でしょ」と太鼓判を押していた。

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