橋下徹氏 “♯確定申告ボイコット”国民の怒りの声に「政治家は軽蔑されたらもう終わり」

[ 2024年2月19日 09:09 ]

橋下徹氏
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 元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏(54)が19日、フジテレビの情報番組「めざまし8(エイト)」(月~金曜前8・00)に出演。自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件を巡り、脱税の可能性が指摘されていることに言及した。

 自民党による党所属国会議員らを対象としたアンケート調査では、2018~22年にパーティー券収入のキックバック(還流)や中抜きに関する政治資金収支報告書への不記載や誤記載があったのは85人で、総額は計5億7949万円に上った。

 2023年分の所得税の確定申告受け付けは16日にスタート。自民党の裏金事件を巡り、議員側へのキックバック分が課税対象とならないことに、税務署を訪れた納税者らを中心に国民から批判の声が噴出している。

 裏金議員の“脱税”について「♯確定申告ボイコット」が一時トレンド入りするなど国民の批判の声が高まっていることについて、橋下氏は「これはもう国民は怒ってますよ、本当に。政治家は恐れられたり、嫌われたりしてもそれはいいと。絶対にやっちゃいけないのは、イタリアの中世の政治学者、マキャヴェッリの君主論の中にある、軽蔑されたらもう終わりだと」と憤慨。

 「今、国民は国会議員のバッチ見て、国会議員の姿見たら軽蔑してますよ」と指摘した。

 そして、「こうなってきたら統治不全。この法治国家、民主国家で、唯一国民を統治するってのは、政治家がみんな信頼されているからですよね」とし、「これだけ不信感が募ったらもう政治家の言うこと、みんな聞かないですよ。もちろん確定申告をやらなければ法律違反ですから、確定申告はルール上はいらないといけないんですけれども、そうであれば政治家も絶対にやらないといけない。この人たちは非課税の、しかも巨額の何千万というお金を自由自在に使えすぎていて、もう感覚がくるっていますよ」と自身の見解を述べた。

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