「君たちはどう生きるか」アニー賞2冠 長編作品賞は受賞ならず

[ 2024年2月19日 05:30 ]

宮崎駿監督
Photo By 共同

 アニメ界のアカデミー賞と呼ばれる「第51回アニー賞」の発表・授賞式が17日、米ロサンゼルスで開かれた。長編作品部門では1月に「ゴールデン・グローブ賞」のアニメ映画賞を獲得した宮崎駿監督の「君たちはどう生きるか」が絵コンテ賞、キャラクターアニメーション賞の2冠に輝いた。

 同作品と新海誠監督の「すずめの戸締まり」は最も注目される長編作品賞でも候補入りしていたが受賞はならず「スパイダーマン アクロス・ザ・スパイダーバース」が選ばれた。

 絵コンテ賞は宮崎監督が獲得。宮崎監督は「千と千尋の神隠し」が長編アニメ映画賞(当時)に輝いた2003年に監督賞と脚本賞を、14年には「風立ちぬ」で脚本賞を受賞している。授賞式には姿を見せず、スタジオジブリの関係者が代理で賞を受け取った。

 作画監督を務めた本田雄さんはキャラクターアニメーション賞受賞のあいさつで登壇し「宮崎監督が次の作品に取りかかってくれると信じている。その時はまた力になりたい」と語った。

 作曲家の久石譲さんには、功労賞の一つでアニメ界への長年の貢献をたたえる「ウィンザー・マッケイ賞」が贈られた。映像でメッセージを寄せ「評価していただき、心から感謝する」と述べた。「君たちはどう生きるか」で長編作品部門の音楽賞にノミネートされていたが、受賞しなかった。

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